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M32R用GNUツール(クロスツール)

Linux開発用GNUツール

Linuxカーネル及びLinuxアプリケーションのクロス開発用ツール(gcc, binutils, glibc, gdb)です。
最新のバイナリ及びソースはDebianパッケージで管理されています。

sdiserver, usbsdiserver

sdiserver,usbsdiserverは,ホストPC上のM32R用gdbから,M32R用ターゲットボード等に JTAG接続によるデバッグに必要な通信用サーバーです。

組み込み用GNUツール

組み込み用アプリケーションのクロス開発用ツール(gcc, binutils, newlib, gdb)
Cygwin版 gdb-6.6.dfsg (gdb_6.6.dfsg-1.0.1 Debianパッケージソースベース)

libc-ports for m32r to update into FSF

glibc のサイトから glibcとportsのソースを入手して使用する場合下記のパッチが必要です。
glibcをconfigureする際は、'--enable-add-ons=ports,linuxthreads'を指定する必要があります。

glibc-2.3.6 linuxthreds
20060509版のglibcとportsを使用する場合は、このパッチ ( glibc-2.3.6-m32r-20060607.patch , glibc-2.3.6-math-test-20060517.patch )をlibcにあててください。
glibc-ports-m32r-2.3.6-20060607.patch add-on ports sources for m32r (2006/06/07) New
20060509版のm32r用パッチ適用済みソースは下記です。
libc-2.3.6-with-ports-m32r-20060607.tar.bz2 libc sources include m32r ports

Linuxカーネル

M32R用のLinuxカーネルです。
- UP(Uni-Processor)/SMP(Symmetrical Multi-Processor)の両方の環境をサポートしています。
- MMUあり、MMUなしの両方の環境をサポートしています。
  2.6.4以降、MMUを持たないチップにも対応しています(M32102など)。

2.6.9で M32Rがストックカーネルにマージされました!
現在、2.6.9以降のカーネルが kernel.orgおよびそのミラーサイトからダウンロード可能です。


ユーザーランド

Debian GNU/Linuxをベースにした最小構成版のルートファイルシステムです。
- 2.4系および 2.6系カーネルに対応しています。
- スーパーユーザーパスワードは root に設定しています。
- slogin でログインしてください。
- dpkgコマンド、apt-getコマンドが利用可能です。

以前のバージョンのルートファイルシステムは こちら

※注意事項

Debian パッケージ

現在、M32Rでは bash, libc6, perl, tcl/tkなど、2000個以上の debパッケージが利用可能です。

M32R用 .debパッケージは こちら から ダウンロードできます
(注:Debianプロジェクトによる公式パッケージではありません)。
- apt-getする場合は、ターゲットファイルシステムの /etc/apt/sources.listに次の apt-lineを追加して下さい。
(stable --> etch, testing --> lenny) unstable --> 06_devonian

* 安定版
 deb http://debian.linux-m32r.org stable main
 deb-src http://debian.linux-m32r.org stable main
* テスティング版
 deb http://debian.linux-m32r.org testing main
 deb-src http://debian.linux-m32r.org testing main
* 開発版
 deb http://debian.linux-m32r.org unstable main
 deb-src http://debian.linux-m32r.org unstable main

auto-builderによるパッケージのビルド状況は、以下のURLで確認できます。
http://unstable.buildd.net/index-m32r.html
http://www.linux-m32r.org/pipermail/build-status/

その他のツール

OProfile (http://oprofile.sourceforge.net/)
システムワイド・プロファイラ。
カーネルおよびアプリケーション・プログラムの実行プロファイルを取得するためのツールです。

特徴:
- プロファイラは、アプリケーションデーモン+ローダブル・カーネルモジュールの構成。
カーネルで取得したプロファイル情報をデーモンがファイルシステム上にダンプ。
その後、ユーザプログラムでダンプされたサンプル情報を可視化し、表示します。
- マルチプロセッサ環境にも対応しています(CPUごとのプロファイル計測が可能です)。
- カーネルへのパッチあては不要。2.6系カーネルでは OProfileによるプロファイル機能がカーネルに取り込まれており、 "CONFIG_PROFILING=y, CONFIG_OPROFILE=m(または=y)"で使用可能です。
- オンラインマニュアルが公開されています。 詳しい内容、使用方法についてはこちらを参照して下さい。実装に関しては、ソースに同梱の doc/internals.html に非常に詳しい説明があります。

M32Rでは、カーネル2.6.6以降で OProfileが利用可能となっています。
gen_gdbinit
デバッガ(gdb)用の初期設定ファイル(.gdbinit)の雛型を生成するためのスクリプトです。
最新版パッケージは こちら。 パッケージをワーキングディレクトリに展開し、gen_gdbinit.plを実行すると、 標準出力に .gdbinitの内容が出力されます。

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Last modified: 2008/04/02 webmaster@linux-m32r.org

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