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M32R用GNUツール(クロスツール)
Linux開発用GNUツール
Linuxカーネル及びLinuxアプリケーションのクロス開発用ツール(gcc, binutils, glibc, gdb)です。
最新のバイナリ及びソースはDebianパッケージで管理されています。
sdiserver, usbsdiserver
sdiserver,usbsdiserverは,ホストPC上のM32R用gdbから,M32R用ターゲットボード等に
JTAG接続によるデバッグに必要な通信用サーバーです。
usbsdiserver
usbsdiserverを利用してM32R用ターゲットボード等に接続するには,M32100T-EZ-Eが必要です。
- usbsdiserver (2.9.0) Linux版 (2006.10.18)
[注意1]上記ファイルをLinuxマシンの/usr/localに展開してご利用ください。
[注意2]すでに他のusbsdiserverをご利用の場合は,M32100T-EZ-Eのファーム更新する必要がありますので,M32100T-EZ-Eをメンテナンスモードで起動し,M32R用gdbからM32R用ターゲットに接続してください。
- usbsdiserver (2.16.0) Cygwin版 (2008.04.02)
[注意1]上記ファイルをCywinマシンの/usr/localに展開し, PD32RM.exeがインストールされたディレクトリをPATHに追加してご利用ください。
参考文献: インターフェース2005年7月号
組み込み用GNUツール
組み込み用アプリケーションのクロス開発用ツール(gcc, binutils, newlib, gdb)
Cygwin版 gdb-6.6.dfsg (gdb_6.6.dfsg-1.0.1 Debianパッケージソースベース)
libc-ports for m32r to update into FSF
glibc のサイトから
glibcとportsのソースを入手して使用する場合下記のパッチが必要です。
glibcをconfigureする際は、'--enable-add-ons=ports,linuxthreads'を指定する必要があります。
glibc-2.3.6 linuxthreds
20060509版のglibcとportsを使用する場合は、このパッチ ( glibc-2.3.6-m32r-20060607.patch ,
glibc-2.3.6-math-test-20060517.patch )をlibcにあててください。
glibc-ports-m32r-2.3.6-20060607.patch add-on ports sources for m32r (2006/06/07) 
20060509版のm32r用パッチ適用済みソースは下記です。
libc-2.3.6-with-ports-m32r-20060607.tar.bz2 libc sources include m32r ports
Linuxカーネル
M32R用のLinuxカーネルです。
- UP(Uni-Processor)/SMP(Symmetrical Multi-Processor)の両方の環境をサポートしています。
- MMUあり、MMUなしの両方の環境をサポートしています。
2.6.4以降、MMUを持たないチップにも対応しています(M32102など)。
2.6.9で M32Rがストックカーネルにマージされました!
現在、2.6.9以降のカーネルが kernel.orgおよびそのミラーサイトからダウンロード可能です。
- 2.4系カーネル
最新版は 2.4.27です。
以前のバージョンのカーネルは
こちら。
- 2.4.27
- サウンドドライバサポート
- (注)カーネルパラメータとブートのアドレスが変更になりました。
- 2.6系カーネル
最新版は 2.6.14です。
以前のバージョンのカーネルは
こちら。
- 2.6.14.6

ユーザーランド
Debian GNU/Linuxをベースにした最小構成版のルートファイルシステムです。
- 2.4系および 2.6系カーネルに対応しています。
- スーパーユーザーパスワードは root に設定しています。
- slogin でログインしてください。
- dpkgコマンド、apt-getコマンドが利用可能です。
以前のバージョンのルートファイルシステムは
こちら。
- 2.4系カーネル用
- 2.6.9および 2.6.10カーネル用
- rootfs2.6_small_20041108 (2004/11/08)
- glibc-2.3.2ベース
- 2.6.9カーネルでは old_mmap(__NR_mmap)が廃止され、mmap(__NR_mmap2)がサポートされています。
libc6は libc6-2.3.2.ds1-16.0.3以降のバージョンを使用するようにして下さい。
- シリアルコンソールには ttyS0デバイスを使用して下さい。
- glibc: memset()の不具合が改修されています(libc6_2.3.2.ds1-16.0.5)
- 2.6.11以降のカーネル用
- rootfs2.6_04_small_20050124 (2005/01/24)
- 安定版 (04_ordovician); glibc-2.3.3ベース
- 2.6.11カーネル以降、カーネルAPIが変更になっています。
GNU Cライブラリは libc6-2.3.3.ds0-2以降のバージョンを使用して下さい。
- rootfs2.6_05_{base|devel} (2006/02/07)
- テスティング版 (05_silurian); glibc-2.3.5ベース
- 2.6.11カーネル以降、カーネルAPIが変更になっています。
GNU Cライブラリは libc6-2.3.3.ds0-2以降のバージョンを使用して下さい。
- devfsの代わりに udevを使用(2.6.12カーネル以降 devfsはサポートされなくなりました)。
- rootfs2.6 Etch

root-etch.small-20061228.tar.bz2(2006.12.28)
※注意事項
- Mappi2,M32700UT,OPSPUTの各プラットフォームを使用する場合、/etc/fstabの nfsオプションに
rsize=1024,wsize=1024を追加して下さい(NFSエラー回避のため)。
Debian パッケージ
現在、M32Rでは bash, libc6, perl, tcl/tkなど、2000個以上の debパッケージが利用可能です。
M32R用 .debパッケージは こちら から
ダウンロードできます
(注:Debianプロジェクトによる公式パッケージではありません)。
- apt-getする場合は、ターゲットファイルシステムの /etc/apt/sources.listに次の apt-lineを追加して下さい。
(stable -->
etch,
testing -->
lenny)
unstable -->
06_devonian)
* 安定版
deb https://debian.linux-m32r.org stable main
deb-src https://debian.linux-m32r.org stable main
* テスティング版
deb https://debian.linux-m32r.org testing main
deb-src https://debian.linux-m32r.org testing main
* 開発版
deb https://debian.linux-m32r.org unstable main
deb-src https://debian.linux-m32r.org unstable main
auto-builderによるパッケージのビルド状況は、以下のURLで確認できます。
https://unstable.buildd.net/index-m32r.html
https://www.linux-m32r.org/pipermail/build-status/
その他のツール
- OProfile (https://oprofile.sourceforge.net/)
- システムワイド・プロファイラ。
カーネルおよびアプリケーション・プログラムの実行プロファイルを取得するためのツールです。
特徴:
- プロファイラは、アプリケーションデーモン+ローダブル・カーネルモジュールの構成。
カーネルで取得したプロファイル情報をデーモンがファイルシステム上にダンプ。
その後、ユーザプログラムでダンプされたサンプル情報を可視化し、表示します。
- マルチプロセッサ環境にも対応しています(CPUごとのプロファイル計測が可能です)。
- カーネルへのパッチあては不要。2.6系カーネルでは OProfileによるプロファイル機能がカーネルに取り込まれており、
"CONFIG_PROFILING=y, CONFIG_OPROFILE=m(または=y)"で使用可能です。
- オンラインマニュアルが公開されています。
詳しい内容、使用方法についてはこちらを参照して下さい。実装に関しては、ソースに同梱の doc/internals.html
に非常に詳しい説明があります。
M32Rでは、カーネル2.6.6以降で OProfileが利用可能となっています。
- gen_gdbinit
- デバッガ(gdb)用の初期設定ファイル(.gdbinit)の雛型を生成するためのスクリプトです。
最新版パッケージは こちら。
パッケージをワーキングディレクトリに展開し、gen_gdbinit.plを実行すると、
標準出力に .gdbinitの内容が出力されます。
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